国際教育交流センター（CIEE）では、2023年12月6日（水）の昼休みに、JICA海外協力隊と本学(大学院高度グローバル)のコラボ企画として“JICA協力隊の体験談Part 6「スリランカ」”を開催しました。

まず、宮本国際教育交流センター事務長から「大学院高度グローバル人材育成」プログラムに関し、学費等の金銭面についての説明があったあと、オンラインで現地と繋ぎ、スリランカで環境教育に従事されている現役協力隊員の南優香さんにお話を伺いました。

南さんは環境省中央環境局に所属し、環境アセスメントの事業に携わりながら、幼稚園や小中学校を訪問し、絵本の読み聞かせを行ったり、森の中の様々な色を探すゲーム等の、自然の中で五感を使って行うネイチャーゲームを子供たちに体験させる活動をされています。たくさんの写真や動画を使って、その活動の様子や、ご自身の職場や住まい、食べ物、お祭り等、スリランカでの生活について紹介いただきました。

質疑応答では、環境資源専攻の学生から「教材として日本から絵本を持って行かれたとのことだが、どのような絵本を使っているか」と質問があり、「“私のワンピース”等、自然や動物が出てくる絵本を日本から持ってきて使っている。また熊本の豪雨災害について書かれた絵本も使っている」と答えられました。又、別の学生から「任期のうちにやり遂げたいことはあるか」との質問には、「自然に目を向けるきっかけを作れることであれば何でもやりたい。学校を巡るだけではなく、ワークショップの幅を広げた活動をしたい」と答えられました。参加者は、南さんの話を興味深く聞き、次々に質問を投げかけていました。